AMH(抗ミュラー管ホルモン)値は卵巣の中に、どれぐらい卵が残っているのかを表す数値です。不妊治療開始の際、血液検査によって調べるホルモン値です。
※病院によっては検査をしないこともあるようです。
AMH値が基準値より低い場合、妊娠可能期間が通常より短い可能性が高いです。
先日、私はAMH値を検査しました。
結果は2.56ng/mlで、実年齢(28歳)より12歳上の、40歳前後の基準値と同じぐらいでした。
AMH値が低いと、気になるおは閉経までの期間です。
今回は、AMH値と閉経までの調査データをご紹介します。
※実際にはAMH値の低下速度には個人差がある為、AMH値から閉経までの期間を計算することはできません。参考データとしてご確認ください。
年齢別AMH値と閉経までの期間
35~39歳 | 40~44歳 | 45~48歳 | |
2.5 ng/mL ゆっくり減少する |
14年以上 | 12.8年 | – |
1.5 ng/mL 早く減少する |
12.3年 | 10.3年 | 8.0年 |
1ng/mL以下 ゆっくり減少する |
12.7年 | 9.5年 | 8.6年 |
1ng/mL以下 早く減少する |
10.1年 | 8.8年 | 8.0年 |
(出典:Fertil Steril 2012, in press)
調査対象は293名、年齢35~48歳の女性です。
- AMH値が2.5ng/mL程度で、減少スピードがゆっくり
- AMH値が1.5ng/mL程度で、減少スピードが速い
- AMH値が1.5ng/mL以下で、減少スピードがゆっくり
- AMH値が1.5ng/mL以下で、減少スピードが速い
上記の4グループを年齢別に分けて、閉経までの年数を調査したデータとなります。
調査期間は14年です。
AMH値と閉経までの調査データからわかることは?
この表からわかることを簡単にまとめると、
・AMH値の減少スピードが速いと、閉経までの期間が短くなる
・同じAMH値でも年齢が若いと、閉経までの期間が長くなる
ということです。
私の場合は、年齢(28歳)とAMH値2.56ng/mLは、このデータを参考にする限り、閉経まで14年以上が見込めると言ったところでしょうか。
(現時点で私のAMH値の減少スピードは不明ですが、子宮内膜症を発症していると、AMH値の減少スピードが速くなる傾向があるそうです。)
AMH値からいつまで妊娠できるかを予想する方法は?
妊娠できる期間=閉経するまで、ではありません。
現実的に、妊娠が可能なのは「予測閉経時期から7~8年前まで」というお医者様のご意見もあります。
日本人の平均閉経年齢は50.5歳です。一般的に、妊娠が可能なので42歳頃までと考えるべきだと思います。AMH値が低い方は、平均より早く妊娠できなくなる思っておいてもいいかもしれません。
繰り返しとなりますが、個人差があるものなので、AMH値から閉経までの期間は算出することが出来ません。
ただ、不安に思われる方や気になる方がいるかなと思い、今回はまとめてみました。
(私自身が気になったものなので)
AMH値を調べてよかったこと
不妊治療において、AMH値は一年に一回、検査することを推奨しているクリニックもあります。今回、私は不妊治療の一環としてAMH値を調べました。決して、喜べる数値ではありませんでしたが、今のタイミングに検査して本当に良かったです。
改めて、妊娠を急いだほうがいいということを認識出来ました。
個人的には、不妊治療とは関係なく、将来妊娠を望まれている方はAMH値を1度調べたほうがいいと思います!
(将来子供を考えている友達には、結婚の有無に関わらず薦めていきたいと思っています。)