不妊検査になぜクラミジア感染症検査が含まれる?陽性の場合どうなるのか

私は先日、不妊治療開始前の検査として、AMH値やクラミジアの抗体検査をしました。

AMH値は、卵巣年齢を調べるものなので不妊治療に関係があるのは分かりますが、クラミジアは不妊と関係があるのか疑問でした。

今回は、なぜクラミジア感染症検査があるのか、不妊と関係があるのか、陽性の場合はどうなるのかを調べてみました。

私のクラミジア抗体検査とその結果

お医者様には「クラミジアがあったら、先に治療をしないといけないから調べます。」と言われたので、とりあえず血液抗体検査をして、後日結果を貰うことにしました。

【検査結果】
○クラミジア・トラコマチス-IgG:0.18(陰性)
○クラミジア・トラコマチス-IgA:0.35(陰性)

クラミジアに感染は絶対にしていないと思ってはいたのですが、安心しました。
上記結果は、「感染履歴なし」という結果です。

不妊治療ではほとんどの病院で、クラミジアの検査をするようです。

クラミジア感染症は不妊の原因になる

クラミジア感染症とは、クラミジアという細菌(クラミジア・トラコマティス)が子宮口から侵入・感染することで起こります。

子宮口より侵入をした細菌は、子宮、卵管、子宮附属器、骨盤腹膜などにも達します。
クラミジアが卵管や卵管周囲に癒着すると、卵管性不妊(卵管通過障害)の原因になることがあります。
その為、不妊治療開始前にクラミジアの検査と必要に応じた治療が行われます。

クラミジアに感染したまま妊娠するのは恐ろしい

クラミジア検査の目的は、不妊原因になるからだけではありません。クラミジアを患っていても妊娠する可能性は十分にあります。(妊婦の約5%がクラミジアに感染しているとも言われています。)

ところが、クラミジアに気付かずに赤ちゃんを授かった場合

流産の原因になる
・出産の産道感染により赤ちゃんの目や肺に感染し、結膜炎や肺炎を引き起こす

可能性があります。

せっかく授かった赤ちゃんが疾患を持ってしまうのは悔しいです。クラミジアは治療により完治出来る感染症なので、妊娠を希望する人は必ず検査と必要に応じた治療をするようにしましょう。

不妊検査時、クラミジア検査が陽性だったらどうするのか?

不妊治療はクラミジアが完治してからでないと、開始できません。
前述の通り、「不妊の原因になる可能性がある」「生まれてきた赤ちゃんに健康被害が及ぶ」という2つの理由からです。

その為、クラミジアに現在進行形で感染している場合は不妊治療の前にクラミジアの治療を受ける必要があります。基本的には薬で治りますが、パートナーと一緒に治療を受ける必要があります。

また、過去にクラミジアに感染したことがある場合(抗体がある場合)は、卵管やお腹の癒着を確認する必要があります。
一般的には、卵管造影検査で卵管の通過性を検査します。卵管の通過性に問題が無いようであれば、タイミング法や人工授精等の一般不妊治療を進めることができます。
癒着が進行していて治療でも回復が見込めない場合は、体外受精または顕微授精の不妊治療に移行します。(病院によって治療の内容は異なります。)

不妊治療におけるクラミジア感染症検査 まとめ

・クラミジアは不妊の原因になる可能性がある
・クラミジアに感染したまま妊娠&出産をすると、赤ちゃんに健康被害が及ぶ可能性がある
・過去にクラミジアに感染していた場合、卵管や腹部に癒着がある可能性がある
・クラミジアにより卵管癒着が重症の場合は、体外受精・顕微授精による不妊治療に進む

クラミジア感染症は、性感染症の中でも最も感染しやすい疾患と言えます。
高校生~主婦まで、広い世代での感染が確認されており、感染率は若年層で10~15%、妊婦で5%、風俗従事者で40%という調査データもあります。

早期治療・完治で、妊娠には影響が出ない疾患ですが、長い間放置してしまうと自然妊娠できない身体になってしまいます。
不妊治療を始めていない方でも、将来妊娠を希望される方はAMH値検査と一緒にぜひ受けて欲しいと思います。